計画も予定も立てられない状況の中
母親に小さなお願い事をした
書類を集めて送ってもらうだけの事
本当にそれだけなんだけど
なんだか頼みごとをする事自体にあまり慣れていない
それだけなら
「悪いな何かで埋め合わせしよう」なんて方向転換できるけど
今はどぅにもそんな気分じゃない
自分の置かれた状況の事で心配をかけてしまったようだ
うちの家族は少し変わってるかもしれない
祖父の菊男が随分な生活をしていたもので
母が苦労してきたのを知っている
旦那の事でも疲れたろうと思っていた
それゆえに誰もが誰をも頼らないスタイルが確立している
弟はそぅはいかないだろうけれども
母と俺の間では決して頼り頼られる状況は作るまいと密かに奮闘していた
親が苦労のタネだった状況を乗り越えた母は子に迷惑をかけまいと必死だ
親が苦労していた事を知っている子はこれ以上苦労はさせまいと必死だった
家と血を共有しながらもそれぞれが生活の基盤を持ち
それゆえに誰もが誰にも口を挟むことも
否定することも無かった
今もそぅだと思っている
頼ること無かれ
頼られること無かれ
頼られたら喜んで答えようと思ってはいる
が
頼られない
だから頼らない
それでもヤッパリ頼み事をしなくては収まらない話しもあって
今回は渋々頼み事をした
でもお互いが何不自由なく立派にやってますと言い張りあってただけに
今の俺の状況はいただけない
口にするべきじゃなかったとさえ思った
隠し通せるならソレも良かったけども
ついポロリと口から漏らしてしまった
幸せな家庭を築いている向こうの生活の邪魔をしてしまったような気分
そんな気持ちにさせたかった訳じゃない
胸に収めるべき事を話してしまえば状況が変わる
分かってたはずなのに
なんてムシケラなんだろう
自分自身が悔しくてたまらない
強さを
もっと強さを持たなくては
状況に振り回されず
感情すら押し殺して
気丈で居なければいけない
冷静な判断と利を捉えた決断で
落ち着いた行動を願う
